うさとの服展示会 2013年秋
- 2013.10.15 Tuesday
- 20:26
10月25日(金)〜28日(月)
佐野富美恵さん主催
タイ・チェンマイで手紬ぎ、手織り、草木染された布たち
『ほんとうの自分は、自然そのもの、
いのちのかたまりなんです。
自然のエネルギーに満ちあふれているもの、
いのちが宿った服をまとえば、
からだも心も魂も自然な呼吸を取り戻します。
自然と共生し、地球と共鳴するのを体感できるようになる。
そうしたら、森羅万象を創った宇宙のエネルギーとも共振できるんです。
うさぶろう』
「衣食住」の一番最初は、衣。
衣服のルーツは薬だったんです
「衣食住」という言葉があるように、着るもの、食べるも
ぼくが感じたのは、太古の昔は、食べるものより身につけ
何かを「まとう」というのは、人間だけがする行為でしょ
衣服のルーツをたどると、布には、暑さ寒さからからだを
人間が草木の繊維や動物の毛で布をつくり始めたのは、紀
昔の人は植物にさまざまな薬効があることを知っていて、
中国最古の着物の一つでもある『書経』にも、こんな記述
「草根木皮、これ小薬なり。鍼灸、これ中薬なり。飲食衣
草の根や木の皮は、漢方薬のことです。鍼や灸は、治療の
その衣服は、草木で染められたものに違いありません。
「服」の語源には、ピタリと身につけてはなさない、とい
もちろん「大薬」ですから、病気だけでなくさまざまなも
げんに昔の人たちは、植物にスピリチャルなパワーを感じ
自然のエネルギーに満ちあふれた服なら
きっと、着るだけで元気になれるよね
服の本質は、
「自然界のエネルギーを取り込んで、心とからだと魂を活
ぼくは、着ることの意味をそうとらえています。
先ほど例にあげた『書経』もそうでしたが、服の役割は食
いま、マクロビオティックやオーガニックフードに注目が
人間が皮膚から呼吸するものは、ものすごく多いんじゃな
水や空気や太陽の光・・・外界のあらゆるものとのやりと
その大切なセンサーである皮膚に、24時間密着している
ところが、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維で織ら
そういう服をずっと身に着けていると、皮膚の感覚やから
着るものは、流行を追いかけるファッションだけじゃない
どんな素材を選びどう身に付けるかで、その人の存在その
さとう うさぶろう氏著「あいをよる おもいをつむぐ」