お蔭さまで17年の間ここ玉川で
マクロビオティックカフェという
純植物性のカフェを續けることが
できました。
アーサー・ビナード氏との出逢いは
遡ること10年以上前。
東日本大震災の時はまだテレビを有し
メディアから流れてくる壮絶な映像に
心打ち砕かれ生きることの本質を深く
考えたそんな頃。
震災直後にNHKの番組で歯に衣着せぬ
論評を繰り広げていたアーサーさんの
お話しを直に聞きたいと強く思った。
偶然か必然かその数年前にNHKで
番組制作しているプロデューサーと
知り合ったというご縁をフルに(!)
活用させていただいたという(苦笑)。
直筆の手紙を手渡していただけました。
愛媛では初めての講演会をここ玉川で
開催させていただいたのが10年前。
それ以降四国に来る度にマグノリアに
立ち寄ってくださり 遂には
「マグノリアは30年続くね。」と
仰っていただけるまでになりました。
そのアーサーさんが新刊絵本を携えて
自らの出版記念と17周年記念を
結合させる講演会を下記の日程で
開催してくださることに。
これまでも詩人独特の感性で
物事の本質を捉え
集団催眠に陥りがちな
私たちの目を覚まそうと
類まれな語学力を駆使して
語り続けてくれました。
そんなアーサーさんの新刊絵本がこちら
What is love ?「なんなんなん?」
自分に大切なものは何かを考えさせる絵本
「なんなんなん?」とは、
「なんのために生きているの?」という
問いかけ。
人生に大切なものは、人それぞれ違います。
主人公の少年は、おばあちゃんに聞きます。
「なんなんなんのため?」と。
おばあちゃんは、
「それは自分で探さなくちゃいけないよ」
と答えます。
少年は、それを探すために旅に出ました。
漁師さん、ダンサー、大工さん……
いろんな人に出会い「なんなんなん?」
と問いかけます。
少年は、自分の答えを見つけることが
できるのでしょうか?
原作はアメリカのベストセラー作家コンビが
人間の永遠のテーマをほりさげて生まれた
ユニークかつ難解な絵本。
作者、イラストレーター共に、受賞歴多数で
新作がニューヨークタイムズベストセラーに
常にランクインするアメリカを代表する
児童文学作家コンビの絵本をアーサーさんの
独自のレンズを通して分かりやすく、かつ
本質を問う素晴らしい一冊。
3月11日(土)15:00〜 約3時間
What is love?「なんなんなん?」
Loveをレンズに世界を見つめると
大切なことがみんな炙り出される。
そしてもう一冊がこちら。
一青窈原作の「ハナミズキ」を英訳して欲しいと
一青窈本人から依頼され何年もかかって完成した
一冊。
「果てない波がちゃんと止まりますように」
「君と好きな人が百年続きますように」
一青窈が「ハナミズキ」にこめた
ほんとうの想いを、絵が、英訳が、
まったく新しい形で描き出す。
作画は、島根県の山奥に暮らす若手作家
ねっこかなこ。自然に囲まれた茅葺古民家で
日本画の画材をつかって仕上げられた絵は
独創的で、見る者をおどろかせ、やさしく
深くハナミズキの世界へといざなう。
独自視点での訳出に定評のある詩人
アーサー・ビナード氏は英語で
A Hundred Yearsと訳されました。
一青窈が「ハナミズキ」を書いたのは
911同時多発テロ直後だった。
母となり、ハナミズキにこめた
「ほんとうの想い」はさらに深まった。
もっと広く、大人だけでなく子どもたちに、
この歌を届けたい。
この歌だけは、本棚においてほしい。
その願いと共にアーサービナード氏が
世界の現状を踏まえ語ってくれます。
3月12日(日)15:00〜約3時間
「100年続きますよね」
一世紀前の関東大震災を見つめ
12年前のメルトダウンも踏まえ
詩人はこの国のこれからを語ります。
両日ともアーサー・ビナード氏の書籍販売
著者によるサインもしていただけます。
ぜひ一度類まれな詩人の叡智に触れに
いらしてください。
物事の本質を捉える思考力を取り戻す
そんなきっかけになるはずです。
両講演とも参加料 3000円(税込)
お飲み物・オーガニッククッキー付き
当日現金でお支払いください。
で、マグノリア17周年記念は???
100年とは言いませんが
「30年続きますよね?」と皆さんに
思っていただけるような
そんな仕事を
これからも続けていきたい
そう願っています。
皆さんの応援が無ければ続けられない
そのことだけは理解してます。
もう13年続けさせていただけるのか?
逢いに来てくださると嬉しいです。
お問合せ・お申込みお待ちしてます。
もちろんアーサーさんが特別寄稿した
この一冊に関してもお話しされるはず。
お楽しみに!