始りはあの未曽有の大震災
マグノリアの経営も芳しくなかった
5年目の春 試行錯誤の上開催した
初めての料理教室を終えて早めに帰宅
珍しくテレビをつけると東日本大震災の
壮絶な映像が流れてきました
テレビの前で独り震えながら
目を疑うような映像に見入ったあの日
「生きる」ということの本質を
問いただされたようなあの瞬間
何か始めなければ!
追い立てられるように決意した
「地球交響曲第七番」上映会開催
田舎のカフェが大きな会場を借り切って
それでも「今」皆さんと共有したい
その思いだけで震災後すぐの6月12日
上映会を開催しました
その後アーサー・ビナード氏が
NHKで大震災について語っていたのを
これもまた偶然テレビで拝見し
水産会社で海外進出した際
私を取材してくださった
NHKのプロデューサーと
丁度その頃フェイスブックで繋がり
アーサーさんへの手紙を託した
翌年13歳の娘がある日突然
独りで渡米することを決めたり
アーサーさんからこれもまた
心臓発作を起こすかのような
突然の電話をいただき
11月に講演会を開催
そしてその頃でした
地球交響曲のホームページに
立教大学での無料講演会の情報が
掲載されていたのは
他の誰でもなく
龍村仁監督の言葉を聞きたい
そう切望して急遽上京
何よりも上映会の趣旨に感動して
「3.11を超えて:―僕らはどこを目指すべきか―」
【企画の趣旨】
昨年の東日本大震災は日本に未曾有の被害をもたらした。これを、自然がもたらした単なる災害としてとらえるのは簡単であるが、それではあまりにも損失が大きすぎ、僕らは次の一歩が踏み出せない。現実にはもちろん日々の生活が流れていくのだが、僕らが本当の意味で一歩を踏み出すには、つまり明日への希望を胸に生きてゆくためには、心の中でこの事実を受け止め、それを理解するプロセスが必要である。
古来スピリチュアルな思想の中には、「全ての現象には意味がある」とする教えが数多い。龍村仁や矢作直樹はその著書や映像を通じ、この種のスピリチュアルなメッセージを投げかける。では、今回の震災にはどのような意味があるのか。そして、この事実をどのように認識し、受け止めれば我々は次の一歩が踏み出せるのか。この問に関して、映画ガイアシンフォニー第5番、龍村仁、矢作直樹、濁川孝志の講演、さらには討論を通して、その答えを探りたい。そして3.11を糸口に、これからの僕らの生き方の指針について考えてみたい。
その時の講演を聞いた感想 →
☆
その後フェイスブックで
主催者の濁川教授と繋がり
なんと3年後の2015年
教え子と共にマグノリアまで
お越しくださった

美しい瀬戸内の海へご案内し

一番好きな海辺で朝のひと時を過ごし

今は無きオステリア宮川でイタリアンを
ご一緒させていただいた懐かしい思い出
娘が東京の大学に入学したと聞くや否や
娘を映画と食事に誘ってくださった!

昨夜ジャズ演奏を聴きながらのイタリアンを
私抜きで(笑)3人で楽しんだとか!

明治神宮や

ブックカフェにも連れ出してくださり
東京で初めて独り迎える週末を
特別なものにしてくださった
この度結婚式用焼き菓子をご注文
くださったのも一緒にマグノリアまで
お越しくださった濁川教授の愛弟子

大好きなお客様から娘の合格を祝してと
普段セールでしか私は買わない(買えない!笑)
コンテックスガーデンの
ピュアオーガニックタオルセットもいただいたり
毎年帰省される度にお立ち寄りくださり
いつも励ましのメールをくださる
スイスのお客様からもお祝いのメール!
前回お会いした時にバックパッカーで
いつか娘がヨーロッパに行くかもしれない
そう言ったことを思い出してくれて「ぜひに!」と
スペイン人のご主人とスペイン語で会話する彼女に
娘が第二外国語スペイン語専攻にしたので
文通して彼女のスペイン語を鍛えてください!と
お願いしたり(笑)
離れていても忙しい母です(苦笑)
2011年の大震災から娘が巣立つまでの
軌跡を昨夜独りで辿ってみると
見えない力に導かれてここまで来た
そう思えて仕方ありません
そしてこの世界はやはり
愛に満ち溢れているのだと
見えない糸に操られて
与えられた役割を
私たちは演じているだけ
なのかもしれません
過ちを犯しそうになったら
きっと天上からから
見えない糸をちょっと
引っ張ってくれる
そんな確信もあります
苦学生の娘がバックパック一つで
スペイン語と英語を駆使して
ヨーロッパを旅している姿と
アメリカのアーサーさんの妹さん宅で
楽しく語らっている姿を想像しながら
私は私に与えられた場所でこれからも
静かに自分に出来ることを積み重ねて
いきたいと願っています
皆さんから注がれる愛情に
いつも感謝しながら・・・